こんな疑問を解決できる記事になっています。
結婚式の見積書とは?
見積もりをもらうタイミング3つ
見積書の項目9つ
結婚式場を決めるのにあたって、式場からもらうのが見積書。よく「見積もりを出してもらう」とは言うものの、実際は詳しく知らないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、結婚式の見積書の項目を紹介します。記事の前半では、見積書とは何なのかと見積もりをもらうタイミングを解説しつつ、記事の後半では、見積書に載っている基本項目9つを順番に解説していきます。
これを読めば、見積書の項目について理解でき、結婚式の予算の計画が立てやすくなりますよ。
これから結婚式場見学に行く人、現在結婚式の準備中という方もぜひご覧ください。
目次
結婚式の見積書とは?
結婚式の見積書とは、結婚式場に支払う予算の明細が記されているもの。見積書には、以下の3つが載っています。
結婚式の見積書に載っているもの3つ
- 結婚式で費用のかかる項目
- 項目ごとの金額
- 合計金額
結婚式には、様々な費用がかかるので、それが項目ごとにまとめてあります。
複数の式場で見積書をもらうことで「こっちの式場のほうが別の式場よりも安いな」と比較したり、「この項目は削れそう」などと節約できる項目が見えてくるのです。
見積もりをもらう3つのタイミング
では、見積もりはいつもらうのでしょうか?
見積もりは以下の3つのタイミングで出してもらうのが良いでしょう。
見積もりをもらうタイミング3つ
- ブライダルフェアや式場見学時
- 式場を決めて契約する時
- 結婚式直前で予算が出揃った時
それぞれ解説していきますね。
1:ブライダルフェアや式場見学時
まずは、ブライダルフェアや式場見学に行った際に見積書を作成してもらいましょう。
1つの式場だけを見学して式場を決めることはなく、多くの方が複数の式場に訪れると思います。
行った式場ごとに見積書をもらうことで、予算の比較ができます。
結婚式の予算の比較については、以下の記事でチェックしてみてください。
2:式場を決めて契約する時
複数の式場に見学に行った後、様々な要素を比較して式場を決めることになります。
そのタイミングでもう一度、見積書を作成してもらいましょう。
見積もりをいくつか作ってもらうことで、これはいる・いらないという希望が固まってくると思います。
その希望を踏まえたうえで、再度見積もりを作ってもらいましょう。
3:結婚式直前で予算が出揃った時
打ち合わせ等でオプションやランクアップした項目なども含めて、結婚式当日の前に見積もりを出してもらいましょう。
この見積もりはいわゆる最終見積もりです。
当日の追加料金は入りませんが、この時点で金額はほぼ確定したものになります。
結婚式の見積書の項目は9つ
結婚式の見積書の項目は大きく9つに分けられます。
結婚式の見積書の項目9つ
- 挙式料
- 衣装代
- 料理関連
- 会場関連
- 写真・映像関連
- 会場装花
- 引出物関連
- ペーパーアイテム
- サービス料
1つずつ解説していくので、チェックしてみましょう。
1:挙式料
挙式をするのに費用がかかります。挙式のスタイルは、教会式・神前式・人前式がありますが、挙式のスタイルによって費用が変わってきます。
式場がどの挙式に対応しているのかも合わせて確認してみましょう。
オプションとして生演奏やフラワーシャワー等の演出を行う場合は、別料金になります。
2:衣装代
衣装代は結婚式の費用に占めるウェイトが大きく、こだわりを持ちたい部分でもあります。
新郎新婦の衣装代だけでなく、小物やヘアメイクにもお金がかかります。
衣装は持ち込みが可能な式場もありますが、持ち込み料でかえって高くなることもあるので、式場に持ち込み料について確認しましょう。
新郎衣装
新郎の衣装はタキシードが基本です。
お色直しをする場合は、2着分の料金がかかります。
新婦衣装
新婦の衣装は結婚式において重要なポイント。ウェディングドレスはランクによって値段に差があるので、どんなランクのもので計算されているかを確認しましょう。
少しでもランクが上がると数万円は平気でアップするので、気をつけてくださいね。
お色直しでカラードレスを着る場合はさらに追加料金がかかります。
小物類
ウェディングドレスに合わせて小物類も必要になります。
小物とは、グローブ、ティアラ、ネックレス、ピアスなどの身につけるもの。プランに含まれているのかを確認して、自分達でどこまで揃えるといいのかを確認してみましょう。
ヘアメイク・着付け
お化粧を施すのにもドレスを着るのにも、ヘアメイク料・着付け料がかかります。
人手が必要な作業になるので、人件費としてお金がかかるものだと思います。
これらの費用もプラン内に含まれているかを確認しましょう。
3:料理関連
料理関連は、ゲストの人数によって大きく費用が変動します。
料理はゲストが楽しみにしているもののひとつなので、しっかりと吟味して選びましょう。
料理
大抵の式場では、料理を2〜3ランク用意しています。
どのランクで見積もりが出されているのかを確認しましょう。
ブライダルフェアや式場見学の際に試食できると決めやすいと思うので、可能なら実際に料理を味わってみるのがオススメ。
高齢者や子供、アレルギー持ちの人への対応なども確認すべきポイントです。
ドリンク
結婚式は基本的にフリードリンク(飲み放題)です。
ドリンクも種類の多さによってランクが設定されているので、内容と料金を確認してみましょう。
式場によっては、乾杯用のドリンクとして飲み放題とは別に料金がかかることもあるので、注意が必要です。
ウェディングケーキ
ウェディングケーキは、ケーキ入刀の演出として使われるので、写真や動画に残ることが多いです。
基本的に式場でいくつかのデザインが用意されており、そこから選ぶ形になります。
もし、自分達の希望するデザインがあれば、それを叶えるのにいくら料金がかかるのか確認してみましょう。
4:会場関連
会場関連費用とは、会場を利用するのにかかる費用のことです。
会場関連費用は、ゲストの人数に関わらず一律でかかります。
以下に紹介する項目ごとではなく、会場関連としてまとめられていることもあります。
音響・照明
演出をするのに、音響や照明は欠かせない要素です。
BGMを流したり、ムービーを上映するのにスクリーンを使うのにかかるのが、音響や照明の料金です。
カラオケを使いたいなどの希望があれば、別料金になることがあります。
席料
席料とは、ゲストを招待するのにかかる料金のことです。
テーブルセッティングに使うナプキンなどの料金も含まれることがあります。
控室料
結婚式当日、新郎新婦や家族には控室が用意されており、その使用料金が控室料です。
控室で着付けやメイク、お色直しをしたりします。
新郎・新婦・新郎家族・新婦家族の4部屋予約されていることが一般的です。
介添料
結婚式当日に新婦に付き添って、次の流れを教えてくれたり、ドレスの乱れを直してくれる人を介添人といいます。
介添人に対して支払う費用が介添料です。
司会料
結婚披露宴の進行をしてくれる司会者に対して支払うのが司会料。
式場を通して、提携しているプロの司会者にお願いするのが一般的です。
友人に頼むこともできますが、経験がないと難しいかもしれませんね。
5:写真・映像関連
結婚式といえば、写真やムービーですよね。
写真はずっと残るもので、将来子供ができたときや結婚式に来られない親族にも見せたりすることができます。
どこまで頼むかによって費用が大きく変わってくるので、1つずつ丁寧に確認してみましょう。
当日スナップ写真
結婚式当日に準備から披露宴終了まで新郎新婦の姿を密着して撮影するのがスナップ写真です。
結婚式の流れに合わせて、その場面ごとに撮影してくれるので、後から振り返りやすいです。
スナップ写真は、受け取るカット数によって費用が決まっていることもあり、カット数が増えれば追加料金がかかる場合もあるので、事前に確認しておきましょう。
アルバム
当日に撮影した写真をアルバムにしてもらうこともできます。
アルバムを作成する場合は、写真撮影とは別に費用がかかります。1冊追加するのにいくかなのか確認してみましょう。
写真のデータだけをもらって、自分達でアルバムを作れば節約することができます。
ムービー
披露宴中に流すムービーにはいくつか種類があります。
- オープニングムービー
- プロフィールムービー
- エンディングムービー
自作もできますが、式場を通して作る場合の値段を確認してみましょう。
また、結婚式当時の様子を撮影して、そのまま編集したものをエンディングで流すこともあります。
当日にビデオを回してすぐに編集するとなれば、その分人手も必要になるので、結構な値段がします。どの程度の予算でできるか聞いてみましょう。
6:会場装花
会場を彩るのに欠かせない装花。
写真映えにも関わってきますし、節約だといってケチると寂しい会場が雰囲気になってしまいます。
花の種類やボリュームによって金額が違ってくるので、ランクと費用を確認しましょう。
メインテーブル装花
メインテーブルは、新郎新婦が座るテーブルのことで高砂とも言われます。結婚式のイメージを決める重要な装花です。
メインテーブルの周りにゲストが集まって写真を撮ることも多いので、少しでも華やかに見せたいところです。
ゲストテーブル装花
ゲストの座るテーブルに置く装花です。
メインテーブルだけ豪華に飾っても、ゲストのテーブルが貧相では、ゲストに対して失礼かと思います。
少しでも華やかに見せたいところですね。
その他の装花
その他にも、以下のような場面や項目で装花が必要になります。
- ウェディングケーキの装花
- ケーキ入刀に使うナイフの装花
- キャンドル用の装花
- ウェルカムスペースの装花
それぞれのランクや値段を確認してみましょう。
7:引出物関連
引出物は結婚式当日にゲストに持ち帰ってもらうもので、おもてなしするうえでとても重要です。
見積もりをもらう段階で、引出物のランクを確認しておきましょう。
1個あたり数百円の違いでも、それがゲストの人数分となれば、余裕で数千円〜数万円の違いになります。
持ち込みも可能ですが、その場合は持ち込み料がかかることもあるので、そこも含めて確認しましょう。
引出物
引出物は、メインの品物・引菓子・縁起物の3種類が一般的です。
一番低いランクで見積もられていることもあるので、後から予算が跳ね上がらないように事前確認は必須です。
プチギフト
プチギフトは、ゲストをお見送りする際に渡すもので、種類も品物も様々。
プチギフトの相場は1つ500円以内のため、豪華にするにも限界が。節約ポイントでもありますね。
袋
引出物を入れる袋にもお金がかかります。多くの式場では、厚手の紙袋で用意してくれますね。
自分達で手配すれば、式場よりも安く済ませることができます。
僕も自分で用意して、かなり安く済ませることができました。
8:ペーパーアイテム
ペーパーアイテムにこだわりたいと思う新郎新婦も多いはず。
自分達で手作りして節約も可能ですが、時間や手間がかかります。
上手くできず結局は式場に依頼するなんてパターンもあるので、どこまで頑張るか2人で話し合ってみましょう。
引出物と同様に、1つずるの値段の違いはごくわずかでも、ゲストの人数分で費用に結構な差が生じてきます。
招待状
招待状にこだわりたいという新郎新婦も多いはず。
招待状のデザインや種類はとても豊富。自分達のイメージを合うものを見つけてくださいね。
式場に依頼するのと、外注するのとでの費用の違いを比べてみましょう。
席札
席札は、ゲストの席に置く名前が書かれた札のこと。裏にメッセージを書くこともあります。
名前の印刷間違いには、気をつけましょう。自分達で手作りもしやすいアイテムかと思います。
席札メッセージの書き方については、以下の記事で解説しています。
席次表
席次表は、会場のレイアウトとゲストの席の配置が書かれたもの。
こちらも、名前の間違いが無いように気をつけたいところです。
メニュー表
結婚式当日に出される料理が書かれたものがメニュー表。
ゲストが手に取る機会が一番多いアイテムかもしれません。
メニュー表も手作りしやすいペーパーアイテムですね。
9:サービス料
サービス料とは、式場スタッフのサービスに対して支払う費用のこと。
飲食代の10%前後で設定されていることが多いです。
式場によって、何に対してかかるかや割合が異なるので、確認してみましょう。
サービス料として見積書に載ることもあれば、飲食代の欄に「サービス料込み」と加算されていることもあります。
見積書に含まれない費用もあることを忘れずに
上記で紹介してきたのが、結婚式で出してもらう見積書に載る項目の一覧です。
ここで忘れないでほしいのが、見積書には入らない項目もあること。
具体的には、以下のような費用が、見積書に載らない項目です。
結婚式の見積書に載らない項目
- 結婚指輪代
- リングピロー代
- ブライダルエステ・ネイル代
- インナーや靴下などの衣装代
- 手づくりアイテムの材料費
- BGM用のCD代
- 招待状の切手代
- ゲストの交通費・宿泊費
- ゲストの移動のタクシー代
- 各種役割をお願いした人へのお心付け
- 家族の衣装・着付け代
- ドリンクの追加料金
これら結婚式の見積もりに入らないものについては、以下の記事で詳しく解説しています。
見積書の項目を把握して節約ポイントを見つけよう
結婚式の見積書の項目ついて解説してきました。
簡単に内容をまとめます。
見積もりをもらうタイミング3つ
- ブライダルフェアや式場見学時
- 式場を決めて契約する時
- 結婚式直前で予算が出揃った時
結婚式の見積書の項目9つ
- 挙式料
- 衣装代
- 料理関連
- 会場関連
- 写真・映像関連
- 会場装花
- 引出物関連
- ペーパーアイテム
- サービス料
見積書に含まれない費用もあることを忘れずに
複数の式場に見積書を作成してもらえば、比較ができます。
また、見比べているうちに、お金をかけてもいいところと節約したいところがだんだんとわかってくると思います。
見積もりの項目をしっかり把握して、少しでも安く結婚式を挙げましょう!
結婚式の節約のポイントは以下の記事をチェックしてみてください。
・結婚式の見積書の項目って?
・結婚式の見積書には何が載っているの?
・見積書の項目を詳しく教えてほしい