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【結論】育休を取って本当に良かった 男性育休取得の感想をぶっちゃけます【僕の感想】 男性育休取得の感想をぶっちゃけます【妻の感想】
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僕は、2020年長男誕生後に2ヶ月、2022年次男誕生後に3ヶ月の育児休暇を取りました。
ここ数年で、男性の育休取得が少しずつ広まってきたとはいえ、まだまだ取っている人が少ないのも事実。
そこで、本記事では育休取得経験者の僕が男性育休のリアルな感想をまとめました。
記事の後半では、僕が育休を取ったことに対する妻の感想も紹介します。
「これから子どもが産まれる予定」「将来的に育休取得を考えている」というプレパパママさんは、ぜひご一読ください。
【結論】男性でも育休を取って本当に良かった
まず結論からお伝えすると、育休を取って本当に良かったです。
理由はたくさんありますが、一言でいえば「家族の時間を過ごせた」から。
妻と息子と過ごす時間は本当に有意義で、かけがえのないものでした。
これから子どもが産まれる予定の男性全員に育休取得をオススメしたいくらいです。
もし、3人目が産まれるときも、また育休を取ろうと決めています。
男性育休取得の感想をぶっちゃけます【僕の感想】
では、本題の育休を取ったリアルな感想をみていきましょう。
男性育休取得での僕自身の感想
- 自分が休んでも職場は回る
- 仕事に代わりはいるが、家庭に代わりはいない
- 産後の女性に家事育児を全てやらせるなんて殺人同然
- 収入は減ったけど、思ったよりは減らない
- お金や仕事よりも家族との時間のほうが大切
- 男性育休に対する世の中の理解はまだまだ
- これからは男性の育休取得があたりまえになってほしい
1つずつ解説していきます。
僕の感想①:自分が休んでも職場は回る
自分が育休を取って仕事を休んでも職場は回ります。「自分がいないと仕事が回らない」なんていうのは幻想です。
自分が長期でいなくなると他の人に迷惑がかかるかもしれないと不安でしたが、それは思い込みでした。
僕が育休取得の意向を早め(出産予定日の5ヶ月前)に伝えたことで、上司も仕事量や人員の調整をしてくれました。
そのおかげもあって、僕が育休中も仕事は回っていたようです。
育休を取りたければ、取りたいことと期間を早めに職場に伝えましょう。
自分が育休を取っても、仕事は回ります。
僕の感想②:仕事に代わりはいるが、家庭に代わりはいない
よく「仕事に代わりはいるが、家庭に代わりはいない」と言われますが、本当にその通りです。
重要なことなので繰り返しますが、家庭に代わりはいません。
「男性が育休を取ると職場で他の人の負担が増えてしまうのではないか」と考える人がいますが、それよりも男性が育休を取らないことで増える妻の負担のほうがずっと大きいんですよね。
男性が育休を取って、2人で家庭を回していったほうが少しは余裕が生まれて、家族の笑顔につながります。
僕の感想③:産後の女性に家事育児を全てやらせるなんて殺人同然
産後の女性は心身ともに不安定です。
知識としては知っていましたが、実際に産後の妻の様子を見ていて、それを実感しました。
・動きたくてもなかなか動けない ・気力が湧いてこない ・急にイライラしたり怒りっぽくなる
個人差はありますが、出産による女性の身体へのダメージは思ってる以上に大きいもの。
大きなダメージを負ったうえに、新生児期は夜間の授乳で寝不足も重なります。
そんな状態で、パパが仕事に行っている10時間前後子どもと妻を2人にして「家事も育児もお願いね」なんて言うのは、殺人と同じです(殺人は言い過ぎかもしれませんが、それくらい辛いこと)。
その結果、「産後うつ」を発症したり、ネグレクトが起きてしまうのです。
男性が育休を取って、家事も育児もしっかり行うことは、妻の心身に良い影響があることは間違いありません。
僕の感想④:収入は減ったけど、思ったよりは減らない
育休を取るうえで、収入面はとっても気になるところですよね。
たしかに収入的には夫婦共働きの時よりも減ってしまうのは事実。
しかし、僕の直感としては「思ったよりは減らなかったな」という印象です。
育休にまつわるお金の話は、男性が育休を取ると給料は?経済的に大変ってホント?育休を取得した僕が解説でまとめています。
僕の感想⑤:お金や仕事よりも家族との時間のほうが大切
男性が育休を取ることで、得られるものの1つが「家族の時間」です。
僕は育休を取って、「家族との時間はかけがえのないもの」だと強く感じました。
収入は減っても、仕事をしていなくても、妻と子どもと3人で過ごせる時間があればそれで良いなと。
子どもが大きくなっていく姿を妻と喜んだり、育児の悩みを2人で話し合ったりと、妻との絆もより深くなったと思っています。
僕は育休を取ったことで「家族との時間を大切にしたい」という自分の人生の価値観が定まりました。
僕の感想⑥:男性育休に対する世の中の理解はまだまだ
僕は、育休中に下記のようなツイートをしました。
妻の友人に僕が育休を取ってることを伝えると、ほとんどの人の反応が「育休取れる職場なんだね」だそうです。
今の20代でさえ、「男性=育休取れない」というのが普通の価値観なんだよね。違和感しか覚えないな。
男性が育休を取ることを珍しくことじゃなくて、あたりまえの社会にしていきたい。
— ぴーこ@育休中パパブロガー (@peaco_rpt) January 17, 2021
このツイートの通りでして、僕が育休取ったことを周りに伝えると、「男の人でも育休取れるんだ」「良い職場だね」なんていう反応をされることが多かったです。
その反応を見ると、男性の育休取得はまだまだ世の中に認知されていないんだなと痛感しました。
制度をよく知らない、周りに取った人がいない、というのが理由なのかもしれませんが、まだまだ男性の育休は一般的ではなく珍しいものだという認識なんですね。
少し悔しい気持ちになりました。
僕の感想⑦:これからは男性の育休取得があたりまえになってほしい
僕が育休を取って強く感じたのは、これからは男性の育休取得があたりまえになってほしいということです。
前述しましたが、まだまだ男性の育休はまだまだ一般的ではありません。
いまだに「男は仕事、女は育児」という価値観の昭和気質な職場も多いでしょう。そんな古くさい価値観は早く滅んでほしいですね。
これからは男性の育休取得があたりまえになって、「〇〇さんの時代は、男性が育休を取らなかった時代なんですね」なんて言われる時代が早く来るといいなと思います。
そして、子育て世帯にもっと理解ある世の中になってほしいです。
男性育休取得での妻の感想
次は、育休を取ったことに対して妻がどう感じたのかをお伝えしていきます。
実際に妻にインタビューしてみました。妻から出た感想は以下の3つ。
僕が育休を取っての妻の感想
- 安心して育児を任せられるようになった
- 子どもがパパを好きになったと思う
- 男性の育休取得があたりまえになるといいな
ここからは2人の会話形式で妻の感想を紹介していきますね。
妻の感想①:安心して育児を任せられるようになった
まずはパパに安心して育児を任せられるようになったことかな。
もっと詳しく教えて。
パパが育休を取って2人で一緒に育児をしたことで、オムツ替えるのも、ミルクを作る・飲ませるのも、沐浴するのも、寝かしつけるのも、どっちがやっても問題なくできるようになったよね。
たしかにそうだね。必ずママがやるとかじゃなくて、今日はパパが/ママがやるって、その場で決めることができたもんね。
それにパパが1人でも息子を見ててくれるって安心感があったから、私はちょっとスーパーまで買い物に行ったり、散歩に行ったりと気軽に出かけることができた。育児してると1人の時間は絶対に必要だから、いつでもそれができたのは気分的にすごく楽だったな。
育児中のひとり時間って、本当に貴重だもんね。
そう。だから、パパに安心して育児を任せられるようになったのは、本当に頼もしかったよ。
妻の感想②:子どもがパパを好きになったと思う
息子がパパのことを本当に好きなんだなって思うよ。
たしかにパパっ子かもね。
育休を取って、私と同じくらい息子と関わってたからかなって思う。よく「ママが抱っこすると泣き止むけど、パパの抱っこだと泣き止まない」なんて聞いたことあるけど、ウチはそんなことないよね。どっちが抱っこしても泣き止む。
最初は泣き止ませるの大変だったな。
でも、やっていくうちにできるようになったじゃん。パパもママと同じくらい息子と関わったから、息子はどっちもしっかり認識できるようになったんだと思うよ。
たしかにママのほうがたくさん関われば、子どもは「ママ〜」ってなるよね。息子と触れ合う回数に大差がなかったのが良かったのかもしれないね。
今は私が時短、パパはフルタイムで仕事しているけど、パパが帰ってくるのを楽しみに待ってるし、帰ってくると嬉しそうだもんね。やっぱり、生後から子どもと触れ合う機会が多いから、自然と好きになったんじゃないかな?
たしかにそれはあるかもね。
育休を取ったからこそ、パパと息子の絆も深まったんだと思うよ。
妻の感想③:男性の育休取得があたりまえになるといいな
やっぱり男性の育休取得があたりまえになってほしいなって。
それはさっき感想でも書いたんだよね。笑
そうなんだ。でも、本当にそう思う。いまだに日本では「男は仕事、女は育児」っていう価値観だけど、それって時代遅れだよね。2人の子どもなんだから、2人で子育てするのがあたりまえだよね。
そうだよね。「女性が家事も育児もやってあたりまえ」っていうのはおかしいよね。
私もそうだったけど、産後の女性は心身不安定。なのに、育児を1人でやれなんてのは酷な話だよ。だから「産後うつ」とか「マタニティブルー」になる人が出てくるんだと思う。
もし、僕が育休を取らなかったら、ママも産後うつになってたかもしれないよね。そう考えると、育休取って良かったな。
ホントそうだね。私たちの場合は、両方の実家が車で片道2〜3時間ですぐに行ける距離ではないし、周りの同年代の友達はみんな仕事してるしで、すぐに会えるような人はいなかったからね。言葉の通じない息子と2人で1日中ずっと家にいるってのは、かなりシンドかったと思う。
ホントその通りだ。ワンオペ育児は想像以上に辛いよね。
周りで出産した友達はいるけど、旦那さんが育休取って子育てしたって話は聞いたことないな。それくらい男性の育休は、まだまだ珍しいこと。もっと男性が育休を取るのがあたりまえの世の中になってほしいね。
男性育休取得での感想まとめ
今回は、男性育休の感想をお話してきました。
もう一度言いますが、育休を取って本当に良かったです。
育休を取った男性の中で「取らないほうが良かった」という人はまずいないでしょう。それくらい、男性育休の満足度は高いのです。
今回は、感想をピックアップして紹介しましたが、記事には書ききれないくらい、たくさんの経験や感じたことがありました。
とても有意義な充実した時間を過ごせたので、「取ってない男性はもったいない」と声を大にして言いたいです。
育休を取れと強制するわけではありませんが、最初から育休が選択肢にないのは大きな機会損失です。
夫婦2人でしっかりと話し合い、ぜひ後悔のない選択をしてくださいね。
僕が育休を取ろうと思った理由と、男性育休のメリット・デメリットは以下の記事で解説しいるので、チェックしてみてください。
・男性で育休を取った人の感想を聞きたい。
・男性で育休を取った人は取って良かったの?